発電設備建設の現状 現在、発電設備建設を取り巻く環境としては、発電方式の転換を求められており、低炭素社会へのシフトが必然となりつつあります。また、東日本大震災以降の発電システムに対する考え方の大きな変化により、クリーンエネルギーへの転換加速が求めらています。
　化石燃料からの脱却に併せ、従来方式の省エネルギー化が至上命題となり、火力・原子力発電に於ける発電効率向上に各社が鎬を削っています。火力発電設備においては、世界最高レベルの高エネルギー効率を実現する最新鋭の《コンバインドサイクル》と石炭をガス化・燃焼し発電する《IGCC発電》の技術で先陣を切る当社の主要顧客である三菱重工業株式会社と㈱東芝（東芝プラントシステム㈱）が２大メーカーとなっております。 従来方式の高効率化発電プラントに加え、更なる低炭素化と資源循環化に貢献すべく、各社新方式に取り組んでいます。 その一例として、水素ガスタービン発電・水素製造プラント・アンモニア混焼発電・バイオマス発電・バイオジェット燃料製造プラント等が挙げられます。当社と致しましても、各メーカーのカーボンニュートラル社会実現に向けての新発電方式プラント建設に追従し、感性豊かな提案・貢献を目指します。

日本の電気インフラ整備事業の下支えとなる規格建築事業 当社は主要顧客を始め様々な取引先様より、日本全国の発電設備建設・定期修繕工事の為の現地大規模仮設事務所工事（延床面積：5,000㎡等）の依頼を受け、快適なベースキャンプを提供することにより、日本の電気インフラ整備事業の下支えとなる事業を展開しております。
1）最適なインフラプランニングの企画・施工
　発電設備建設工事に於いては、日々約1,000名規模の作業員が従事するため、その事務所・詰所・宿舎は重要な拠点・生活のベースとなります。
　そのため、当社では、少しでも快適な生活空間を提供すべく、お客様より頂いた概略プランを基に、最適なインフラプランニング（仮設事務所・受変電・給排水・浄化槽・通信・消防設備等）を実施します。豊富な計画・施工実績を重ね蓄積したデータ・ノウハウに基づく設計により、安全・高品質を提供しています。
2）申請業務の代行、電力会社との各調整業務など
　当社では、工事着工前の諸官庁向け申請業務も代行し実施しております。 関係諸官庁との事前協議及び諸申請手続や事業主である電力会社との各種調整業務（施工要領書・安全審査書類作成等）の代行など『痒いところに手が届く』トータルソリューションにより、同業他社との差別化を図っています。
3）仮設建物のエンジニアリング業務
『仮設建物のエンジニアリング業務』という、当社独自のシステムを開発・提供することにより、お客様の計画業務人件費コストダウンに貢献しております。
お客様からは、発電設備建設業務に携わる人員山積計画表を頂くのみで、その執務に必要な事務所・詰所面積を弊社にて計画し、ニーズにマッチした規模の建物・インフラ等の計画を実施致します。
4）事務所・詰所・宿舎引き渡し後の発電所建設工事中のアフターフォロー
当社施工の現地事務所・詰所の設置期間は、発電設備建設工期に相当する数年間に及びます。建屋・付属設備のアフターフォローはもとより、『痒い所に手が届く』対応が必須となります。その一環として、発電所通勤バスの一括運営代行請負により、建設工事のコスト削減と交通量・排ガス削減に貢献しております。

1. 必要な敷地面積・設備規模の算定
2. 規定の関係諸官庁との協議・申請業務及び検査立会
3. 設計図書作成・承認、施工計画書の作成
4. 工事の適正工期施工及び同安全管理
5. 引き渡し後のアフターフォロー(法定検査立会等)

全国発電所仮設建物施工実績地点

当社規格建築事業施工実績一覧です。